田七人参と高麗人参の違い
漢方で薬用人参といえば、日本では、高麗人参(朝鮮人参)を頭に浮かべる方がほとんどだと思いますが、田七人参も植物学的には高麗人参と同じウコギ科に属しますので親戚ということになります。
しかし、根の形状や効能はずいぶん違います。田七人参と高麗人参を最近の研究から比較しても、田七人参には数々の高麗人参を凌ぐ薬効が認められています。
薬用人参界の王様「田七人参」
本草綱目には、「血を止め、お血を留めず、痛みを鎮め、腫れを消す。」とされ、近年では、様々な薬効効果が次々と報告され、薬用人参の王様と言われています。
実際に成分を比較してみても、高麗人参と田七人参の主な成分である「サポニン」の含有量が3~7倍入っていることがわかります。
サポニン以外にも、田七ケトン、有機ゲルマニウム、フラボン配糖体、アセチレン化合物、デンシチン、植物ステロールなどの機能性成分のほか、食事だけでは摂取しにくいとされるビタミン類、カリウム、鉄分、亜鉛、マグネシウムなど大切なミネラルなどの栄養性成分もバランス良く含まれているため、「高麗人参を凌ぐ田七人参」と今最も話題になっています。